永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

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研究のコツを学ぼう!講座1回目参加レポート

先日、母子栄養懇話会のSORA豆育成部で

「研究のコツを学ぼう!」講座に参加してまいりました★

このブログを読んでくださる方は患者様が多いかもしれませんが

もしかしたら、医療に従事されている方や学生さんもいらっしゃるかもしれませんので

勉強のお話もしてみたいと思います😊★

講座の概要は先日アップしたブログ記事をご覧ください

https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?y=2025&m=2&d=17

※現在は申し込み終了となっておりますが、大好評であればまた開催したいと思います。


母子栄養懇話会が運営するSORA豆育成部では未来の母子の栄養向上のために、

職場に貢献できる人材育成を行うことを目的に運営しております。

今回は研究のコツということで、助産師、管理栄養士の方々が参加されていました。

研究というワードを聞くと難しそう…というイメージはありませんか?

私も昨日の母子栄養懇話会で発表をさせていただいておりましたが、

慣れていないということもあり事前準備がものすごい大変でした。


患者さんのために根拠に基づいた栄養相談がしたい、

しっかりと結果が出ているものをお話ししたいという想いはある。

だからこそ、研究を進めたいけどどうすれば…と悩んでいました。

一緒に仕事をしているHARUYAMAも同じ気持ちでした。

そこで、大阪大学の渡邊浩子先生にお願いして講座を開いていただきました。


まず、研究には作法がありテーマを決めてから

疑問点をピックアップします。

実現性の高いテーマなのか?

新規性の高いテーマなのか?などの観点から評価していきます。


私はテーマ決めの時から苦戦していて興味があることが

多すぎる…これをまとめるには?

そもそも疑問を上げていく際に疑問がありすぎて

まとめるのが大変で頭の中を整理することに苦労しました。

こんなリアルな声をお話しするのがお恥ずかしいです(笑)


なんとか練りだしたテーマで今回は提出しましたが添削がたくさんありました。

めげずに、転んでも立ち上がる精神でこれからも頑張りたいと思います。

第二回目はより良くするために先生からアドバイスを頂戴します。

今回決めたテーマをいつか皆様に発表できるように努めます★

(内容はその時まで内緒にさせていただきます)


IWASAKI



つわり期のお食事★

皆さんこんにちは😊

昨日は久しぶりにつわり期に苦しむ方々の栄養相談を

担当することがありまして、どうにかしてあげたいと

思いつつもただお話を聞く、お伝えすることしかできずに辛いですが

少しでも皆さんのお役に立てればと思いお話をさせていただいております★


まず、こんな言葉を耳にしたことはありませんか?

「つわりの時は、好きなものを好きな時に食べたほうがいい」

良く聞く言葉ですが、食べる内容によってはつわりを

悪化させてしまったり、栄養状態が悪くなってしまったり

妊娠糖尿病のリスクが上がる可能性があります。


つわり期はホルモンの変化により胃腸の働きが弱っています

よって好きなものではなく、胃に優しいものを選んでいただくことが大切です。

ポテトが食べたい、酢飯が食べたい、菓子パンが食べたいなど感じやすい方も多いですが、これらはあまりお勧めできません。

揚げ物や酸味が強いものは胃に負担がかかりやすいのと

菓子パン・食パンなどの糖質のみの摂取は栄養素不足になるため

身体を良くしていきたいときの食事とは異なります。


お勧めしたいのは消化の良いたんぱく質食品を摂取していただくことです😊

肉、魚、卵などは聞くだけだ嫌だ…と思う方には

豆腐や茶わん蒸し、卵豆腐、ちくわ、はんぺん、笹かま

カニカマ、さつまあげ、ヨーグルト、豆乳などをお勧めしています。

みそ汁やスープに玉子を入れるのも良いですね。

カップスープ、レトルトスープを買ってきていただいてもいいですね★

一日でも早く体調が良くなりますように😊


IWASAKI





変わりたいけど変われないと悩んでいる方へ

早起きを頑張りたい

妊娠したい

お酒をやめたい

仕事がうまくいかないから逃げ出したい


この職業に就いて約10年、患者さんの『変わりたい』と沢山併走してきました。誰しもが何かと葛藤しながら、楽しいこと辛いことも、色々な感情をはさんでサンドイッチのように生きているということ。

人の健康に携わる栄養士の私でさえも、心に余裕が無い時はカップラーメンになってしまったり、上手くいかないことを周囲や環境のせいだと文句を漏らす事もありました。


IWASAKIのブログを読み、昔の自分を思い返す事が出来ました。

https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?y=2025&m=3&d=3


ひとりではとてもじゃないけど戦えない後ろ向きな自分を鼓舞してくれるのは、家族や友人の励ましの言葉、そして医療側からの正しい知識ではないでしょうか。私達は、患者さんの『変わりたい』の為に様々な道を模索していければと思います。うまくいかなくても、大丈夫!

ちなみに私の最近の変わりたいは、身体を引き締める為に『運動したい』です。応援よろしくお願いします!写真は先日行った淡路島の鯛飯と河豚丼です。うまや~~~

HARUYAMA

心と身体の声を聞いていますか?~自分の体質との向き合い方~

みなさんこんにちは😊

本日は薬膳から見た心と身体のつながりについてお話しします♪

皆さんは自分の心と身体の声を聞いていますか?

心と身体の声を聞き、試行錯誤した結果、長年苦しんでいた

月経前症候群(PMS)が改善できたので皆様にもお伝えしたいです😊

最後に書いてあるのでどうぞ見ていってください★


まず薬膳は中医学と深く結びつきがあります。

中医学には「身体全体のバランスを整えいて、病気を治す

見えない病気の芽を治す」という西洋医学にはない大きな特徴があります。

身体の健康維持や不調改善は日ごろの食事から気を付けることで

元気な体を手に入れることが可能です。


中医学では「気(き)」「血(けつ)」「津液(しんえき)」の三つを

私たちの体を構成する大切な成分として考えられていてこのバランスがとても大切です。

例えば…

血が不足→全身に酸素や栄養を運ぶ働きが弱くなる

    →顔色が悪くなる目のかすみ不眠不安感が増加

血の流れが滞る肩こり月経不順を引き起こす

津液のバランスが崩れる→むくみやすい、頻尿、下痢、便秘、乾燥しやすい

※津液は血液以外の水分

など身体に症状が出ることもあります。

みなさんは心当たりのある症状、気づきはありますか?

心の声、身体の声を聞いてみてください😊


実は私は20代前半から後半にかけて月経前症候群(PMS)にかなり悩まされていました。

今もやや残っていることもあるのですが、

食事内容と生活習慣を改善したことによりPMSは8割ほど改善しました✨

PMSがひどかったころは自分の心の声と身体の声を聞けていませんでした。

そんなことよりも薬がどうにかしてくれるからいいや!と思っていました。

けれども、薬を使っていても良くならない…なんでだろうと悩む毎日。


そんなとき、一度立ち止まってみました。

もしかして私、心も体もつらいのでは?

心の声、身体の声を無視していた…と気づきました。

体質だから仕方ない…忙しいから仕方ない…と思っていましたが

体質に合った食事、忙しいなら忙しいなりに

自分に向き合うことをしなかったのが原因でした。

その日から、心と身体に向き合うことにしました。

・今日は頭痛があるから早く寝よう!

・生理前だからより身体を温めてあげよう!

・今日は寒いから手首、足首を温めよう!

・身体が冷えるから体を温める食事をとろう!

・今日は体がほてっているから冷ましてくれるごはんをとろう!

・今日はなんだかイライラするからとにかく考えずに休もう!

・自分に厳しくしすぎていないかな?

・たんぱく質はとれているかな?

・野菜・きのこはとれているかな?と

自分に問いかけをして調整しています。

今ではすっかり薬なしでコントロールができるようになりました。

なんだ、食事や生活習慣がいけなかったんだ!と

私の中では腑に落ちて、栄養士ながら食事の大切さに気付けたのは

この時だったのかもしれません。

だからこそ、皆さんには身体がより良くなる食事を伝えたい!♡と

心から思っております。

さて、話過ぎましたが、飽きずにここまで見てくださってありがとうございます😊

心と身体に向き合う時間を少しでも作ってみてください!

そこから自分に合った食事を探していきましょう。

添付している写真は私が趣味で撮影した四季折々の植物です。

植物は自分に向き合うことの大切さを教えてくれる気がしているのでとても好きです🍃そんな力を借りてみてください。

今日も素敵な1日をお過ごしできますように★


IWASAKI


刺身って食べてもいいの?

当院では妊娠12週の妊婦さんを対象に

食事についてのお話をさせていただいています。

その際、「妊娠中お刺身って食べてもいいんですか?」

と、よくご質問をいただきます。


お刺身は鮮度がいいものであれば、食べても問題ありません!


良質な脂質(DHA、EPA)が多く、たんぱく源ともなるため

妊娠中に必要な栄養素が多く含まれています。


しかし、お刺身が原因で食あたりを起こしたことのある方は、

元々身体に合わない場合があるため、控えてください。

もちろん、状態の悪いものも、食中毒の可能性があるため、食べないでくださいね。


マグロとキンメダイは水銀の兼ね合いで、

厚生労働省で摂取量の目安が定められていますので

こちらの画像を参考にしてみてください!

画像は厚生労働省の「お魚についてしってほしいこと」から引用しています。


当院では毎週木曜日か金曜日にお刺身を提供しています


旬の魚を使用しており、今の時期は寒ブリを提供しています!

提供する当日に、生の魚を仕入れて、板前が捌いているため

とても新鮮な状態で提供できます!


旬の魚を是非お楽しみください!


SHINOHARA

3月2日(日)~3月15日(土)週間献立表

3月2日(日)~3月15日(土)週間献立表

メニューは納品状況や提供時間により

急遽変更する場合がございます。

ご了承ください。

常食https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:ap:93b28584-4cdc-4137-b5e6-19fca782b107


安静:https://acrobat.adobe.com/id/urn:aaid:sc:AP:1e998812-54f0-485b-84f7-1a9b3e32cbab


開放時間

朝:7:50~

昼:12:00~

夜:17:50~

※食堂利用者が2名を下回った場合は全員お部屋食となります。

 

経腟分娩でご出産の方:1日目の昼から食堂利用可

帝王切開でご出産の方:3日目の昼から食堂利用可

なお、治療食対象の方はバイキング、コース料理はご遠慮いただいております。

また、産後の体調を考慮しご案内できない場合もございます。

薬膳の勉強会に参加してきました♪

みなさんこんにちは😊

薬膳オーガナイザー講座

当院の助産師2名と一緒に受けてきました!★

受けたいと思ったきっかけは

管理栄養士の仕事をしていく中で、

病態に合った食事をより患者様の体質に合わせた

食事内容の相談ができるといいのにな…なんて

ここ数年もやもやしておりました。


そこで出会ったのが「薬膳」

自然治癒力を高める食事を学びたいと思っていたのが

「薬膳」の学びでしっくりきました。

食材にも効能があり昔から体調に合わせて

食事を食べていたことなどを考えると

食事はとても大切だと感じています。


今回の授業では自分の体質を知ることで

身体に合った食事を食べることで元気な体を手に入れられると思いました。

・冷え性がある 

・月経不順がある 

・肌荒れがある

・むくみがある

・便秘/下痢ぎみ

・不眠

・疲れやすい

・クマがある

・貧血気味

などなどお悩みがあるかと思いますが

その体質、症状に向き合った食事はできていますか?


私は冷え性なので体を温める食材を食べると

体調がより良くなります😊

熱を生み出す食材と相性が良いです。

例えば、生姜と蓮根の中華スープは身体かポカポカするので

私と同じ冷え性タイプの方は体を温める食材を取り入れてみてください★

逆に体を冷やす食材は私の体には合いません…

たとえば、砂糖や小麦粉は体を冷やしてしまいます。

食べすぎには要注意ですね!

いつか栄養相談でお一人お一人に合ったお話ができるように

もっと勉強したいと思っています😊

みなさんで健康体を目指しましょう!

次回、薬膳から考える心と身体について詳しいお話をお伝えします★


IWASAKI



はなびらたけをご存じですか?

皆さんこんにちは😊

先日わくわく広場で「はなびらたけ」という珍しい

きのこを見つけました!!

皆さんはご存じですか?

本当は白きくらげを探していたのですが、

手に取って購入したのは「はなびらたけ」…

とても似ていたので買ってしまいました😊


コリコリとした食感で、

クセがなく、どんな料理にも合いそうで

食物繊維もたっぷり含まれている食材です。

自宅では豚肉とはなびらたけのガーリックバター醤油炒めにしました💓

個人的にきのこのガーリックバターソテーが大好きで、

良く取り入れるのですが、はなびらたけにもよく合いおいしかったです!


栄養相談にて「野菜がなかなか取れなくて心配です…」

とお悩みをお話しいただくことが多いのですが、

きのこを食事に取り入れることで食物繊維もとれるので

野菜がなかなか取れない方はきのこを取り入れてみてくださいね😊



IWASAKI





永井の特別食♪

当院のお食事には、

ブログで度々ご紹介させていただいている常食メニュー以外にも

“特別食”というものがあります。


特別食には、

治療食(低糖質食、減塩食)やオペ後の回復食、アレルギー対応食などさまざまあります。

特別食のメニューにも一つ一つこだわり調理師さんと相談しながら献立を立て、

常食のメニューと同様、味にも見た目にもこだわったお食事を提供させていただいております😊

つい先日からはお粥(全粥食・三分粥食)にをトッピングし始めました!

(これは院長先生からのご提案です👌)

実は安静入院など長期入院される方には同じメニューが繰り返さないよう

前後のメニューを確認し一工夫加えることもあります♡

低糖質食の方に低糖質マリトッツォや豆腐を使用したミートドリアを出したことも・・・😶


オペ後の初めてのお食事には流動食として重湯を提供しますが、

流動食が続いた患者様に久しぶりに“葛湯”を提供させていただきました!

(実は私は葛湯を見るのが初めてでした笑)

ベテラン調理師さんが実際に葛湯を作ってくれたのですが、

ほんのり甘くて口当たりがなめらかでとても食べやすかったです😍

作り方はシンプルで分量の葛粉、砂糖、水を火にかけながら透明になるまで混ぜるだけ!

※写真一枚目をご参照ください。

風邪をひいてときなどにぜひ召し上がってみてください(^▽^)/


身体の状態やアレルギーに十分配慮した特別食にもご期待いただければと思います🍀



TAKAHASHI


患者様からお手紙を頂きました

いつも永井マザーズホスピタルを応援してきただき

ありがとうございます。

患者様からうれしいお言葉を頂くことが

多々あり、栄養科一同とてもうれしく感じております😊


本日はとある患者様からお手紙が届きましたので

お手紙の一部をご紹介させていただきます。

※掲載にはご本人の許可を得ており、

写真はモザイクを入れさせていただいております。


「学生時代の栄養実習を永井さんでやらせてもらっていました。

 その時に皆様のやさしさや食事への想いやおいしさに

 本当に素敵な産院だと思い迷わずここで産むことを選択しました。

 実際に出産し、体の変化やダメージを実感し、皆様にご提供頂く

 食事があったから明日も頑張ろう!と思うことができました。

 本当に食べている時間が幸せでした。

 次もしもまた子供を授かることができたら、ここで産みたいです。

 素敵な思い出をくださりありがとうございました。」


というお手紙を頂きました😊

学生時代の記憶を思い出してくださり、

出産で当院を選んでいただきとてもうれしく思います。

なにより、気持ちを伝えてくださる行動力が素敵ですね♡

他にもうれしいお言葉を栄養科に届けてくださる方が

たくさんいらっしゃいます。

とても励みになり、より一層美味しいご飯をご提供できるように

努めてまいります。


IWASAKI