永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

プライベート話

変わりたいけど変われないと悩んでいる方へ

早起きを頑張りたい

妊娠したい

お酒をやめたい

仕事がうまくいかないから逃げ出したい


この職業に就いて約10年、患者さんの『変わりたい』と沢山併走してきました。誰しもが何かと葛藤しながら、楽しいこと辛いことも、色々な感情をはさんでサンドイッチのように生きているということ。

人の健康に携わる栄養士の私でさえも、心に余裕が無い時はカップラーメンになってしまったり、上手くいかないことを周囲や環境のせいだと文句を漏らす事もありました。


IWASAKIのブログを読み、昔の自分を思い返す事が出来ました。

https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?y=2025&m=3&d=3


ひとりではとてもじゃないけど戦えない後ろ向きな自分を鼓舞してくれるのは、家族や友人の励ましの言葉、そして医療側からの正しい知識ではないでしょうか。私達は、患者さんの『変わりたい』の為に様々な道を模索していければと思います。うまくいかなくても、大丈夫!

ちなみに私の最近の変わりたいは、身体を引き締める為に『運動したい』です。応援よろしくお願いします!写真は先日行った淡路島の鯛飯と河豚丼です。うまや~~~

HARUYAMA

患者様からお手紙を頂きました

いつも永井マザーズホスピタルを応援してきただき

ありがとうございます。

患者様からうれしいお言葉を頂くことが

多々あり、栄養科一同とてもうれしく感じております😊


本日はとある患者様からお手紙が届きましたので

お手紙の一部をご紹介させていただきます。

※掲載にはご本人の許可を得ており、

写真はモザイクを入れさせていただいております。


「学生時代の栄養実習を永井さんでやらせてもらっていました。

 その時に皆様のやさしさや食事への想いやおいしさに

 本当に素敵な産院だと思い迷わずここで産むことを選択しました。

 実際に出産し、体の変化やダメージを実感し、皆様にご提供頂く

 食事があったから明日も頑張ろう!と思うことができました。

 本当に食べている時間が幸せでした。

 次もしもまた子供を授かることができたら、ここで産みたいです。

 素敵な思い出をくださりありがとうございました。」


というお手紙を頂きました😊

学生時代の記憶を思い出してくださり、

出産で当院を選んでいただきとてもうれしく思います。

なにより、気持ちを伝えてくださる行動力が素敵ですね♡

他にもうれしいお言葉を栄養科に届けてくださる方が

たくさんいらっしゃいます。

とても励みになり、より一層美味しいご飯をご提供できるように

努めてまいります。


IWASAKI


今日、誰のために生きる?

皆さんこんにちは😊

嬉しいことに私の周りには読書が趣味の方が多く

私におすすすめの本を貸して下さる方がいるのですが

最近出会った本で素敵なフレーズがあったので皆さんにもご紹介します💓


「今日、誰のために生きる?」

著者:ひすいこたろう SHOGEN(小林正観)


この本は会社員として働いていたSHOGENが

ある日、とある絵に心を打たれたことがきっかけで

アフリカに旅をすることから始まります。


幸せが続く村、ブンジュ村が舞台になっており

そこで暮らす住人によってSHOGENが忘れかけていた

当たり前の「幸せ」に気付かされるお話です。


そんなブンジュ村の幸せの教えの源は

何と日本人から教えてもらったそうです。

「日本人はみんな笑顔で幸せそうだ」というのです。

日本人は幸せそうに見えるはずなのに

SHOGENを見たブンジュ村の人々は

日本人なのにSHOGENは余裕がなさそう…

イメージしていた日本人とは違う…と思われてしまいます。


現代の日本人は忙しい日常に追われていたり、

心に余裕がなく、幸せを感じにくいのかもしれません。


ブンジュ村では3つのルールが大前提にあります。

①ご飯を食べることに幸せを感じられるか

 食べ物の温度、味、香りを楽しんで食べているか

 何かをしながら、適当にご飯を食べていないかがここでは聞かれています。


②ただいま、と言ったらおかえりと言ってくれる人はいるか

 血が繋がっているかどうかに関係なく、周りのみんなが家族のように接してくれます

 なので、ここでおかえりと言ってくれる人は家族、友人、職場の方、近所の方など含みます


③抱きしめられたら、暖かいと感じられる心はあるか

 こちらも実際に抱きしめることだけを表現しているのではなく

 人と話すときは、その人を抱きしめるように話すのがルールだそうです。

 誰かと話しているとき、相手のことを抱きしめるつもりで話していますか?


このルールを見た私は「はっ!」とさせられました。

どれも身の回りに常に起きていることだと思ったからです。

そんなシンプルなルールを大切にすることにより

幸せになれるとおもうと今すぐに始めたい!!と思いました😊💛


またもうひとフレーズ心に残ったのは

「ダメな自分をかわいいと許す(完璧であろうとしない)」

この考えはなかなかできない人も多いような気がします。

私は自分のことを許すことができずにずっと落ち込んでしまうこともありましたが

完璧は難しいから、また次頑張ろう!と思うようになりました。


この本を読んだ私が気を付けていることは…📚

・食事をするときはできる限り無言で食べます🍚

 作っていただいた方の顔を思い出しながら、

 この野菜おいしいなぁとか、暖かいなぁとか考えて食べています。

・職場では目を見て挨拶をするようにしています。

 当たり前のことを書いていて恥ずかしいですが

 挨拶が流れ作業になってしまうのはもったいないなぁと思っています。

・人から言われる言葉に耳をよく傾けると、

 こんなところに愛情が表れているなとか、

 こんなところを気遣ってくれていたんだなぁと気づくことが多くなりました。

例えば、実家に帰ると母がおかえりって言ってくれることや

食べきれないくらいの手土産を持たせてくれることなど…

何気なく受け取っていたことが本当はすごく幸せなことなんだと気が付きました。


さて、今日も職場の方とお話ができること、

栄養相談で患者さんとお話ができることなど

愛情をこめて働きたいなと思いました😊

お時間がある方は「今日、誰のために生きるか?」を

読んでみてください。見える世界が広がります。

今日も素敵な一日になりますように★


IWASAKI





秋といえば…

皆さんは秋といえば…何を想像しますか?(*^^*)

食欲の秋芸術の秋読書の秋

スポーツの秋行楽の秋など…


私は食欲の秋を想像します★

秋に限らず食い意地が張っている私なのですが。

秋の食材といえば、

秋刀魚、秋鮭、松茸、栗など

美味しい食材がたくさんありますね。


旬の食材は食材本来の味を生かすことで

旨味をふんだんに味わうことができます(^^♪

先日祖母の誕生日会を開きまして、

松茸を使った日本料理を頂きました。

日本料理は見た目も豪華にしていて

日本人ならではのおもてなし心を感じました。

たまには外食するのも良いですね♡


みなさんの秋の過ごし方はどうでしょうか?

スポーツに励む方や、読みたい本を読み没頭してみる方や

美術館に見学行ってみたり、絵をかいてみたり…

秋ならではの楽しさを満喫してみてくださいね♡


添付した写真は松茸の日本料理と

1年前の12月に撮影をした葛飾区にある

水元公園のメタセコイヤです★

秋冬は過ごしやすい気候なので

趣味の写真撮影が思う存分楽しめます♡



さて、そんな季節感を楽しめるように

永井マザーズホスピタルの食事にも

イベント食が盛りだくさん登場します!


🎃ハロウィン:新人調理師のアイディアデザート

🍷ボジョレーヌーボー:シェフ特製洋食コース料理

※ボジョレーヌーボーとはその年に収穫した

ブドウを使用し造られる新酒の解禁をお祝いする日です

🍷クリスマス:シェフ特製洋食コース料理&クリスマスデザート

年明け

🎍お正月:板前特製おせち料理

などなどイベント続きの後半になりそうです。

もちろん、日ごろのお食事も心を込めて

一つ一つ丁寧に調理します🍳

是非、お楽しみください☆


IWASAKI




手ごねで作るパン

皆さんこんにちは(*^^*)

最近の私はパン作りにはまっております。

実は低糖パンを作りたい!と思っているのですが

なかなかうまくいかず…

まずは普通のパンが作れるようにならなければ!と

小麦粉を使ったパンを作っています。


市場に出回っているパンには

防腐剤や酸化防止剤など様々な添加物が含まれています。

できれば無添加のパンが食べたいと思って

最近ではパンが食べたいときは一から作っています♡🍞


面白いことにどんな甘味料を使うかで

イースト菌の発育状況が変わります。

膨らみやすい、膨らみにくいという性質があります。

パン作りって奥が深い…

これぞ、大学で学んだ「調理学」の領域です。

なので低糖パンを作るとなると

より細かい調整が必要なのです…

オリジナル低糖パンが作れるようになったら

みなさんにお伝えしたいと思っています(^^♪


さて、最近作成したものは

・ベーグル

・ちぎりパン

・塩パン(グラスフレッドバター)

・ピザ      などです💛


パン作りをしたことがある方は

わかると思いますが、

パンをこねているときのワクワク

ドキドキ、幸せ感がたまらないのです♡

と、パンをこねる話を隣に座っている

入社1年目管理栄養士SINOHARAに

伝えるとなんと「私もパンをこねるのが好きなんです!」と

共感してくれました( *´艸`)

こんな近くにパン作りのこの気持ちがわかる方が

いたなんて、私は幸せです。


あの何とも言えないもちもち・ムチムチ感が

なんだか赤ちゃんのお肌のような…

とにかく幸せな気持ちになるのです。

パンが食べたいというよりは

あのもちもちムチムチ感を味わいたいがために

作っているかもしれません…(笑)


時間があるときやリフレッシュしたいときに

是非、作ってみてくださいね(*^^*)


IWASAKI


夏に食べたい。バジルとトマトのチキンソテー

毎日暑くても自炊を頑張る患者さまへ、ずぼらな産科栄養士が作る鶏肉料理のご紹介です。道の駅でゲットしたバジル苗150円(!)と、同僚が栽培したミニトマトで美味しいものができました!


▽バジルとトマトの

チキンソテー(2人分)

 材料

・ 鶏もも肉 1枚(200gくらい)

・ バジルの葉 4-5枚

・ ミニトマト 5-6つ

・ にんにく 1かけ

・ オリーブオイル

・ 塩胡椒

 つくり方

➀ フライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニクを弱火で熱し、

  香りが出たらニンニクだけを取り出す。

② 塩胡椒で下味つけた鶏もも肉を皮目を下にして焼き、

  焦げ目がついたらひっくり返し蓋をして弱火で中まで火を通す。

③ ②の途中で半分にカットしたミニトマトとバジルをいれて再び蓋をして蒸す。

④ 鶏もも肉を取り出し、食べやすい大きさにカットして、ミニトマト、バジル、にんにく盛り付ける。(火を通していないバジル入れると可愛いです~)


冷房で意外と体が冷える夏ですが、トマトの原産国は温かい場所。なので意外と加熱してくれるのが嬉しいトマトちゃん。このように加熱してオイルと組み合わせると脂溶性のリコピンの吸収率はUPすると言われてます~😋他のレシピはここからチェックしてください^^

https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?id=1961


HARUYAMA

栄養科事務所、多肉植物に癒される🍃

私のデスク横にはIWASAKIからもらった多肉植物「薄氷ちゃん」がおります。

自宅で違う植物をかっていたのですが、枯らしたり・・・くさってしまったり・・・ひっくり返したり・・・うまくいかなかったので、多肉芸人のIWASAKIに栽培方法を教えてもらいながら毎日癒されてます🍃

その時の気候や乾き具合で栄養素(水分量)を調整する辺り、植物も私達人間も同じだなあと思います。


疲れた時、癒しが欲しい時、お部屋にいかかですか?


(ぷっくり肉厚な葉がかわいい多肉植物は、数百種類あると言われていますが、初心者でも比較的簡単に育てられるらしいです。)

▼外部サイト:多肉植物・サボテン図鑑

https://www.shuminoengei.jp/cactus/


HARUYAMA

産科栄養士、カンボジアのインターンシップに弾丸参加【NST編】

産科栄養士HARUYAMAが弾丸カンボジアインターンシップに参加したの続きです。

▼参加した現地の病院について書いてある記事

https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?y=2024&m=6&d=12


■Nutrition Support Team編


NSTというワードを聞いた事はありますでしょうか。

栄養サポートチームの略で、適切な栄養管理を患者さんに提供するための医療チームの事です。(医師、看護師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士などの多職種から構成)


サンライズジャパンホスピタルでは日本人NP(診療看護師:大学院の修士課程で、医学の知識と初期医療に関する実践を修了した看護師)を中心にNSTを発足させ、活動を開始したばかりの場面を見学させて頂きました。

彼女はとても優秀で、患者の為に尽力する大変愛情深いスタッフでした。

どの患者を選定し訪問するかなど現地スタッフへの指導は、文化や医療の知識の違いから簡単ではない様子。それでも現地スタッフに「答え」ではなく「やり方」や「考え方」を伝える事が大事だと。


そう伝えていければカンボジアの医療はきっとこれからもっと発展していくのでは、とNPが私に伝えてくれた事がとても印象的でした。


▼ 現地での栄養相談体験を通して

隣国シンガポールから来た親子で、高齢の母親が糖尿病、意思疎通も十分に取れず、何も食欲が無く血糖値の管理も不良で何を食べたら良いかと尋ねられました。


しかし、色々な懸念点が私の頭の中でぐるぐるしました。

・玄米などの低GIの食材はカンボジアで手に入るのか・・・

・そもそも食欲ないから固形物たべられないのか・・・

・でもこのままだと低栄養になって益々悪化する・・・etc

その人の持つ食文化を理解しながら栄養管理をする難しさに気づきました。


写真1枚目:NPが現地看護師に指導している様子

写真2枚目:シンガポールから来た糖尿病患者のラウンドに参加する様子


~続く~


HARUYAMA

産科栄養士、カンボジアのインターンシップに弾丸参加【現地病院の食事編】

産科栄養士HARUYAMAが弾丸カンボジアインターンシップに参加したの続きです。

▼参加した現地の病院について書いてある記事

https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?y=2024&m=6&d=12


■厨房見学&調理サポート編

笑顔がとってもキュートな愛嬌のあるクメール人スタッフが、少数精鋭で協力しながら厨房を運営してました。

日本人スタッフのサポートがありつつも、基本現場では調理師達が食札管理や配膳チェックを看護師と行っており、栄養士が不在なのにすばらしい・・・と感心しまくりのHARUYAMA。


▼ 現地厨房で学んだ事

🍳社食は日本食とクメール食(現地の伝統料理)を2種類作成

(添付写真6.7枚目)

リーダーの調理師は数年前に日本の系列病院で日本食の研修を受けてたとの事で味付けがとっても上手。

🍳キッチンはドライタイプ

精米機、4~5台のガス台と日本と何の変化もないなかったです。毎日の清掃をしている為、清潔感がありました。

🍳日本の環境が当たり前ではない

スチコン(焼いたり蒸したりする機械)は若干故障しており、

温度が上がったり下がったりゆらゆら・・・

『温度安定しなくて大変だけど何とか頑張っているよ!』と明るく私に話してくれる現地調理師。)

日本の機械を入れている為、修理がすぐ出来ないのが悩みと教えてくれました。

毎日使用しているとやはり不具合が出てくる厨房機器ですが、

その都度メンテナンスをしてくれる今の環境に感謝の気持ちが現れました。


当院の人気メニュー、ちゃんちゃん焼きやロシアンローストポークを試作させて頂きましたが、ない食材は現地の違う食材に変更するなど、スタッフの知識をお借りして楽しい試作が出来ました◎


ちなみにクメール食はタイ料理とベトナム料理の間にような食事で、メコン川やトンレサップ湖など水資源があるので魚介類をよく使います。日本人はきっと好きだと思います!

▼カンボジアの【食】を知ろう

在日本国カンボジア王国観光省(政府観光局)

https://cambodiatourism.or.jp/contents/food/#:~:text=%E3%82%AF%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%96%99%E7%90%86%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%B8%E3%82%A2,%E3%82%92%E7%94%A8%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82


HARUYAMA

産科栄養士、カンボジアのインターンシップに弾丸参加【Sunrise Japan Hospital編】

~前回のブログの続き~

https://www.nagai-cl.com/nutrition-blog.php?y=2024&m=3&d=21


北原病院グループ

『Sunrise Japan Hospital at プノンペン』

飛行機で約10時間かけて行って参りました。


どんなイメージをカンボジアにお持ちですか?

私は『これから発展する国』というイメージがぽわぽわ。。

実際は高層ビルも立ち並び、訪問した病院は電子カルテをも使いこなすエネルギッシュな医療機関でギャップを感じました。


🍳私の主なインターンシップ内容🍳

・厨房見学&調理サポート

・NST(Nutrition Support Team)見学

・現地スタッフと情報交換

・院内勉強会で発表...etc


日本式医療サービスを提供していますが、院内公用語は全て英語。

自分の意見を伝えるのに苦労しましたが、国際的な場所で働いてみたいと願っていた私には毎日刺激的。

次回は栄養士が不在な病院、どう栄養管理しているのか?などを書いていきたいと思います^^


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🏥Sunrise Japan Hospital

https://www.sunrise-hs.com/index.php/jp/about-us#our-introduction

・ 所在地:プノンペン

・ 開業年:2016年

・ 病床数:50床(当院は30床)

・ スタッフ:400人(内日本人20人)

・ 院内公用言語:英語

・ 診療科:15科

(産婦人科、内科、小児科、リハビリテーション科etc…)

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HARUYAMA