永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

ジャンプで骨の強さアップ!~子どもたちへ~

骨密度を高めるには、ビタミンDの摂取、日光浴は

先日のブログでもお伝えしました。

今日は、子どもの骨にフォーカスを当ててみます。

テーマは「ジャンプで骨を強くする方法」です!

子どもと一言でいっても、

1歳、5歳、10歳で全然違いますよね。

それぞれの年齢・成長に合わせた教育や運動方法があります。

運動によっての効果はたくさんありますが、

その中の一つに「骨塩量=骨量」を強くする事があげられます

厳密には骨密度とは少し違います。

骨量とは、骨全体に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの

ミネラル量のことです。(骨密度は骨内部のみのミネラル量)

この骨量を強くする時期は、ホルモンに関わります。

特に女の子は小学校に入ると生理などがはじままったり、

ホルモンが急激に変化します。(初潮前後の時期)

実は、この時期が一番骨を強くする時期と言われています。

実際、体育授業では、走る、跳ぶ、投げる、蹴るなど

多種類の運動をバランスよくくみあわせる

「ハイインパクト・エクササイズ」

=ジャンプや着地など骨にかかる力学的負荷の大きな荷重運動」を

プログラムが提唱されています。

具体的には、

小学1年生~3年生までは、基本動作で基礎体力作り(必ずジャンプ動作を入れる)

小学4年生~中学1年生までは、カラダを動かす時間を増やす。内容に、ハイインパクト・エクササイズを行う

以上のことが提言されています。

縄跳び、とびばこ、けんけんぱ、幅跳び・・・

色々跳ぶ動作ありますね♪

しっかりウォーミングアップ、クールダウンをしてくださいね❤

ちなみに、大人はいきなり張り切ると

骨折の原因になるので

ある程度で♪

骨量増加があまり臨めないので、

      10回程度で十分との報告があります。

参考文献

子どもの運動をスポーツ医学の立場から考える

日本臨床スポーツ医学会学術委員会 発行

ikuta