栄養科ブログ
栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。
インスリン分泌について
こんにちは。
今日は血糖値とインスリンについて話題にします。
妊娠糖尿病と診断されお産後、
しばらくはお食事に気を付けると思うのですがその後…
どうでしょうか? (*'▽')
妊娠中は、赤ちゃんのために頑張れると思うのですが
家族や周りの人が食事療法に非協力的だったり、
真逆の食生活をされているとモチベーションが下がりますね (*_*)
先日医療ニュースで気になる記事を目にしましたよ。
それは、
「糖尿病治癒を目指すには、インスリン作用の解明が必須」というものです。
たしかに薬剤などで血糖値を正常化しても合併症は減らないと言う報告が多いのです。
インスリンの作用により、血糖値が下がるのはもちろんなのですが
インスリンの働きはそれだけにとどまらないからです。
そしてインスリンの分泌過剰は老化促進につながると言われています。
だからと言って分泌不足なら、前述したよう血糖値を下げることはできません。
もしも妊娠糖尿病と言われたあなたが
まめに今も自己血糖測定を行っているならば、それだけで素晴らしいです!
自分の身体を知ってケアしていこう という心が
身体をいい方向へもっていってくれます。
これは「怖いから検査したくない」「現実を知りたくない」という場合と
全く違った心と身体になりますよね?
ただ注意が必要なのは、
妊娠中の管理では血糖値の正常化を目指して、食事の工夫をしたわけですが
産後は、血糖値だけでなく 簡単には測定できないインスリン分泌を
想像しながら食事ができると いいような気がしました。
この世の借り物であるこの身体。
その身体には、だれでも弱点があるものですが
妊娠糖尿病と言われたあなたは、
早めにその弱点が知れたラッキー★ガールなのですから
産後もインスリン分泌機能を大切にケアしていきたいですね♪
matsumoto
写真のような場所に行ってリラックスすることもGOODな心身のケアですね!