栄養科ブログ
栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。
2022年8月8日の記事
海草に恋して❤ヨウ素はすごい!
こんにちは (゚∀゚)
海草が好きな栄養士matsumotoです。
地方で珍しい海草を見つけるとその場でいただき
おいしければ買って帰ります。
だから常時たくさんの種類を持っています(^_^)v
今お家にあると思われるのは
おにぎりのり 板のり きざみのり あおのり
わかめ こんぶ あかもく 粉寒天 糸寒天 ひじき あおさ
名も知らぬ海草いくつか…紫色のとか ぬるんぬるんのやつとか…
日本はすごく海草の種類が豊富♡
食用できるだけでも50種くらいあるんですって!
まだまだ私の知らない海草がいっぱいあるのです( *´艸`)
その海草を消化できるのは、日本人の特異性なんですよ。
何故かと言うと腸内細菌にバクテロイデス・プレビウスと言う菌を持っているからです。
この菌が海草を消化してくれるのです。
ありがたいですね~。
この菌は、海草をよく摂取する人ほど腸に多く存在するそうです。
海藻は地球上最初の生物
すごいですね!
わたしたちの大先輩なのです(*´ω`*)
海草にはさまざまなミネラルが含まれています。
海水のミネラルを海草自身が体に取り込むから なんですね。
その中でも
今日注目するのは ヨウ素 !!
海に暮らしていた魚時代は
えらからヨウ素をとれましたが、
陸にあがって暮らすようになった動物は、
海からヨウ素を取れないので、
えらに相当する部分に甲状腺を作ってヨウ素をためこむようになったそうです。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料で、
甲状腺ホルモンはすべてのホルモンを動かす基本的ホルモンです。
自己免疫を高めるためにも
ヨウ素はわたしたちにとって非常に重要です。
妊婦さんは、ヨウ素の摂り過ぎを気にする方もいますが
ヨウ素の過剰で身体に異常が出る方は、多くはありません。
むしろ「日本人の食事摂取基準2020年版」(厚生労働省)によれば
30代女性が推奨される130µgに
妊婦さんは110µg付加するよう推奨されています。
しかも大きな大陸に暮らす国では、食塩にヨウ素添加を義務付けて
健康を守っているくらいなのです。
カップ麺やスナック菓子などうま味調味料が
過度に使われているような加工食品は避けて
海草から自然に摂れる習慣が身に着くといいですね。
わたしは昨日 勉強会で再び海草に恋しました♡
だからしばらく毎日1海草で生きていきま~す(*´▽`*)
お手軽なのは焼き海苔。 味付け海苔はNGです!
焼き海苔をいつでも食べられるようテーブルに置いています。
matsumoto