永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

母体の鉄欠乏性貧血のリスク

なかなか重たいタイトルです (;^ω^)

妊娠中に鉄欠乏性貧血があると

子どもの総合失調症リスクが上昇するそうです。

Hb12.0g/dl以上 VS 10.0g/dl未満

で比較するとその発症リスクは4倍にもなるそうです!

1g/dl上昇すれば、そのリスクは27%減少されるそうです。

そればかりでなく

妊娠中は、切迫早流産、分娩時の大出血、易疲労

産後は、母乳分泌不良、イライラ

赤ちゃんは、発育遅延などなど

                      改善しておきたいことばかり。

そもそも

鉄欠乏性貧血で栄養相談する方は

ほとんどの方が 低栄養状態 です。

鉄は、ほうれん草んやプルーンやひじき

などでは上手に吸収できませんので、

毎食しっかりと

動物性&植物性たんぱく質をとる習慣化が最重要!

もちろん鉄のキングは レバー

悲しいことに

レバーを控えている妊婦さんばかりなのですが、

レバーは週に1度は召し上がってほしい食材です。

貧血症状がある方は2~3回を目安にしましょう♪

妊娠中の鉄欠乏は、もっとさまざまな危険性をはらんでいるようです。

詳細を知りたい方は、

当院売店でも販売中の「食べてうつぬけ」の本も読んでみてください。

matsumoto