永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

妊娠中のお食事の疑問にお答えします!第一弾

妊娠中のお食事は特に不安や疑問が多いですよね🤔

ネットやSNSを覗くと様々な記事があり何を信じたら良いのか分からない方も多いはず…。

ある患者さんからは、

『“つわりにはポテトがいい”っていう記事を見ました!』

なんてことを言われたこともあります😅


そこでよくある質問について2点厳選しお答えします!


①うなぎを食べてしまったがビタミンA(略称:VA)過剰にはならない?

___VA(レチノール)を特に妊娠初期に過剰摂取すると、赤ちゃんに器官形成異常が起こる可能性があります。そのため、耐容上限量(=習慣的な摂取量の上限)が2700㎍RAE/日と定められています。ただこの値は、習慣的な摂取量なので週単位でならして時々うな丼を食べたり、鶏レバーの焼き鳥を1-2本食べたりする分には問題ありません。それどころか特にレバーなどは、鉄分補給にも絶大な効果があるため摂りすぎに注意しながらぜひ食べていただきたいです!

尚、植物性食品に多く含まれるプロビタミンA(β‐カロテン等)には耐容上限量はありません。


②妊娠中、便秘になってしまったが原因と対策は?

___実は妊娠中の便秘には、つわりによる食事量の減少、水分不足、運動不足、ストレス、ホルモンの影響など多くの要因が挙げられるため、対策にもいろいろな方法があります。

例☟

・運動不足を感じたら適度な運動(スーパーに徒歩で行く、家の中でストレッチをする等)を行う

・水分不足を感じたらこまめに水を飲む(一日最低1.5Lを推奨)

・食物繊維やオイル不足を感じたらそれらを意識して食事に取り入れてみる

上記に挙げたものは主な改善策です。どんな方法が合っているのか分からない、試しても効果がないという方は是非一度当院健診時に先生もしくは栄養士にご相談ください。


今回取り上げられなかったご質問は次の機会にまたご紹介させていただきます♪

少しでも疑問に思ったこと、不安なことがありましたらお気軽にご相談くださいね(^▽^)/


TAKAHASHI