永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2025年2月8日の記事

今日、誰のために生きる?

皆さんこんにちは😊

嬉しいことに私の周りには読書が趣味の方が多く

私におすすすめの本を貸して下さる方がいるのですが

最近出会った本で素敵なフレーズがあったので皆さんにもご紹介します💓


「今日、誰のために生きる?」

著者:ひすいこたろう SHOGEN(小林正観)


この本は会社員として働いていたSHOGENが

ある日、とある絵に心を打たれたことがきっかけで

アフリカに旅をすることから始まります。


幸せが続く村、ブンジュ村が舞台になっており

そこで暮らす住人によってSHOGENが忘れかけていた

当たり前の「幸せ」に気付かされるお話です。


そんなブンジュ村の幸せの教えの源は

何と日本人から教えてもらったそうです。

「日本人はみんな笑顔で幸せそうだ」というのです。

日本人は幸せそうに見えるはずなのに

SHOGENを見たブンジュ村の人々は

日本人なのにSHOGENは余裕がなさそう…

イメージしていた日本人とは違う…と思われてしまいます。


現代の日本人は忙しい日常に追われていたり、

心に余裕がなく、幸せを感じにくいのかもしれません。


ブンジュ村では3つのルールが大前提にあります。

①ご飯を食べることに幸せを感じられるか

 食べ物の温度、味、香りを楽しんで食べているか

 何かをしながら、適当にご飯を食べていないかがここでは聞かれています。


②ただいま、と言ったらおかえりと言ってくれる人はいるか

 血が繋がっているかどうかに関係なく、周りのみんなが家族のように接してくれます

 なので、ここでおかえりと言ってくれる人は家族、友人、職場の方、近所の方など含みます


③抱きしめられたら、暖かいと感じられる心はあるか

 こちらも実際に抱きしめることだけを表現しているのではなく

 人と話すときは、その人を抱きしめるように話すのがルールだそうです。

 誰かと話しているとき、相手のことを抱きしめるつもりで話していますか?


このルールを見た私は「はっ!」とさせられました。

どれも身の回りに常に起きていることだと思ったからです。

そんなシンプルなルールを大切にすることにより

幸せになれるとおもうと今すぐに始めたい!!と思いました😊💛


またもうひとフレーズ心に残ったのは

「ダメな自分をかわいいと許す(完璧であろうとしない)」

この考えはなかなかできない人も多いような気がします。

私は自分のことを許すことができずにずっと落ち込んでしまうこともありましたが

完璧は難しいから、また次頑張ろう!と思うようになりました。


この本を読んだ私が気を付けていることは…📚

・食事をするときはできる限り無言で食べます🍚

 作っていただいた方の顔を思い出しながら、

 この野菜おいしいなぁとか、暖かいなぁとか考えて食べています。

・職場では目を見て挨拶をするようにしています。

 当たり前のことを書いていて恥ずかしいですが

 挨拶が流れ作業になってしまうのはもったいないなぁと思っています。

・人から言われる言葉に耳をよく傾けると、

 こんなところに愛情が表れているなとか、

 こんなところを気遣ってくれていたんだなぁと気づくことが多くなりました。

例えば、実家に帰ると母がおかえりって言ってくれることや

食べきれないくらいの手土産を持たせてくれることなど…

何気なく受け取っていたことが本当はすごく幸せなことなんだと気が付きました。


さて、今日も職場の方とお話ができること、

栄養相談で患者さんとお話ができることなど

愛情をこめて働きたいなと思いました😊

お時間がある方は「今日、誰のために生きるか?」を

読んでみてください。見える世界が広がります。

今日も素敵な一日になりますように★


IWASAKI