永井マザーズホスピタル

栄養科ブログ

栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。

2018年9月5日の記事

妊娠糖尿病のスクリーニングについて

当院の妊娠糖尿病のスクリーニングについて、

ちょこっと書きますね。

まずは、よく聞かれるご質問から。

(患者A)

「次に、75g糖負荷試験があります。

 どうやって過ごしたら糖尿病の診断されずにすみますか?」

誰しもが、そう思いますよね。

(栄養士)

「気になる点は改善し、

 まずは普通に過ごして検査に臨んで下さい。」

実は、この普通がくせ者(笑)

スクリーニング検査が陽性になり、

詳しい検査を行う方にはそれなりの素因があります。

それに気づき、

自分の生活を見直すきっかけになるといいですよね。

たとえば、

・ジュース、アイス、お菓子、果物の過食

・主食しかない食事

・家から一歩も出ない、運動不足

・食べた後ゴロゴロして過ごす。

など

思い当たる事があれば

まずはそこから改善してみてはいががでしょうか。

その改善は妊娠ライフを幸せ

導くことばかりだと思います。

もちろん、改善したからといって

100%妊娠糖尿病の診断が

つかないわけではありましぇん・・・

しかし、もし妊娠糖尿病と診断されたら

結局同じ部分の見直しが必要になる場合が多いのです。

いつやるの?

「いまでしょっ!!!」

(↑まだ使っていいかな☆)

管理内容については、

また後日書きますね。

ikuta

不妊治療の方への食事~サプリメントの活用~

台風の大雨の中、

バイエル薬品の不妊治療をされている方に向けての

栄養指導セミナーに参加させて頂きました。

当日は栄養士だけではなく、

不妊治療の最前線で活躍されているドクターや看護師、

培養士の方々が参加されていました。

まず現状としては、

不妊治療を継続している人は増加しております。

■ 体外受精と顕微授精による出生児数は、

  平成 18 年の約2万人 → 平成 26 年には 4.7 万人

■ 総出生児数 に占める割合は、

  平成18年の1.79% → 平成26年には4.71%(※1)

とても身近な事なのです。

そして第一にカラダづくりが大切。

◎特に大切なのは【葉酸】【鉄分】

【葉酸】DNAの細胞分裂に必須。

【鉄】血を作る材料に必須の栄養素。

◎自分に合わせた食事を

共働きや夜勤、料理が好きだったり、

あまり得意じゃなかったり。

様々な背景がありますよね。

教科書のように完璧を求めるのではなく

ご自分のライフスタイルに合わせて

継続するのが理想的だと思います。

(例)朝食に毎日菓子パンだったら・・・

週3回はライ麦食パンに目玉焼きやハムを乗せてみようかな★など。

食事から栄養素を摂取できたら良いですが、

残念ながら調理の過程で失われて、

吸収率が↓してしまう事もあります。

なので、補助としてサプリメントを

活用してもよいのかなと思います。

ちなみにセミナー当日は

葉酸、鉄分たっぷりのランチ、

ロゴが入ったデザートプレートを頂きました❤

(※1)参考資料 厚生労働省

「不妊専門相談センター」の相談対応を 中心とした取組に関する調査 

HARUYAMA