栄養科ブログ
栄養にまつわるさまざまなこと、お料理や食事について、私たち管理栄養士や調理師にお気軽におたずねください。
私たちは「食」を通じて、当院を訪れる皆さまの健康や幸せ作りのお手伝いができればと思っております。
2020年4月28日の記事
低糖質パスタの血糖値上昇&リブレのあるある
ただいま
リブレを装着中です。
リブレとはアボット社の血糖値測定で
2週間装着して血糖値をモニタリングします。
リブレは
間質液中のブドウ糖濃度に関する情報を連続的に測定し
低血糖や高血糖の検出を補助するのが目的
なのだそうで、
指先の血糖値とは少しずれます。
でも細かいことは気にしない。
血糖値の流れを見るのです。
おやっと思ったら
指さしすればいいのですから。
いろいろと体験してあちらこちらで発表していますが、
最近買ったパスタ約60グラムをミートソースにしたもの。
食前 92mg/dl
食30分後 121mg/dl
ここをうっかり。多分130くらい。
食2時間 119mg/dl
うん、いい感じですね。
盛り付け的な部分で言い訳しておきますが、
私の料理ではなく
オット作成です。
ミートソースの肉はひとり150gだそうで
揚げナスも入って
かなりの高たんぱく高エネルギー料理ですね。
ところで リブレ
ビタミンCをとりすぎると
ベンゼン環がブドウ糖と似ているそうで
高く出ます。
血糖測定器ではこのような誤差はないのですが。
うんとビタミンCをとってみたら
20~40高めに推移しておりました。
その写真も掲載。
血の滴る方が実測
その下がリブレ計測。
体内にビタミンC濃度が高まるにつれ差が大きく広がり
また縮まる、、、みたいな。
一瞬サプリメントをとったことを忘れていたので
焦りました(*´ω`*)
最近では
がん細胞がブドウ糖をエネルギー源にすることから
高濃度ビタミンCのがん治療が行われていますね。
だから糖尿病や肥満だけでなくがんにならないためには、
高糖質にしないのが一番。
なってから慌てるより ず~っと楽しく生きていけます。
話がずいぶんと広がりましたが、
✔健康のために糖質オフ食品を上手に利用しながら
高たんぱく食にする。
✔リブレ中のビタミンC過剰は高値になる。
のお話でした。
matsumoto