栄養科ブログ
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2022年10月11日の記事
オーツ麦と血糖コントロールの関係~2型糖尿病患者のメタ解析~➀
こんにちは!
三連休、みなさんリフレッシュ出来ましたでしょうか?
今日は目に留まった2型糖尿病とオーツ麦の関係について。
オーツ麦、一回は食べた事がある方も多いのでは?
オートミールの原料となっているのが、
日本語名ではえん麦(ばく)といい穀物の一種です。
カナダ・トロント大学の研究で、
このオーツ麦が血糖コントロールに有効であるという事が分かってきました。
オーツ麦に含まれるオーツとオーツβ-グルカン(水溶性食物繊維)の摂取は
2型糖尿病患者の血糖コントロールを改善し、特に空腹時血糖値の低下に関して質の高いエビデンスが示されたと。とのことです。
参考資料:BMJ Open Diabetes Res Care(2022; 10: e002784)
(関連記事「トップジャーナルに学ぶ『脂質異常症の管理』」)
オーツβ-グルカンは粘性のある食物繊維で、
カナダ保健省からヘルスクレーム(健康表示)の承認を受けていました。
以前まではLDLコレステロール低下に有効であると分っていたからですね。
ただ、
オーツβ-グルカンの血糖コントロールの改善効果については明らかではなかったのです。
そこで
成人糖尿病患者を対象とした試験期間2週間以上で、オーツまたはオーツβ-グルカンの血糖コントロール、インスリン感受性、β細胞機能(インスリンが生成・分泌される臓器)に対する効果を、非オーツ(非粘性食物繊維、プラセボ、オーツやオーツβ-グルカンを含まない食事)と比較した試験を行いました。
その結果については明日のブログでご紹介します!
写真は退勤時の綺麗すぎる空です~~~
HARUYAMA