永井マザーズホスピタル

産科/麻酔科
[ご出産体験記]

永井マザーズホスピタルで出産されたお母さんから、喜びのお声をいただきました。

お名前
じろう
ご出産時期
2024年8月
ご出産方法
帝王切開
ご出産経験回数
2回目

私は、別の病院で1人目を帝王切開で出産した経験があり、2人目の出産は無痛の経腟分娩を希望し、tolacをやっている病院を探してこの病院に決めました。

 

妊娠中、体調面は良好でしたが、メンタル面で不安定な時期があり、助産師さんに泣きながら相談するほどでした。特にいつも優しく話を聞いて下さった助産師さんがいらっしゃって、その方には妊娠中も産後も気にかけて沢山声を掛けて励ましていただき、感謝してもしきれません。

 

私の出産は、入院予定日の前日(月曜)の破水から始まりました。破水といっても、おりものなのか、破水なのかわからないぐらいの少量で念のため病院に電話して問合せると「破水の可能性があるなら病院に来るように」とのことだったので、用意していた産褥パッドを付けて入院グッズを持ち、急いでタクシーで病院に向かいました。

 

結局、破水しており即入院となりましたが、陣痛はその時点では来ていませんでした。陣痛がいつ来ても麻酔をできるようにと、入院の翌朝には硬膜外麻酔の管を入れていただいて、陣痛を待ちました。

 

ただ火曜日、水曜日と待てど陣痛は来ず、子宮口は全く開かず、前回の帝王切開で子宮の傷が薄くなっていて子宮破裂のリスクもあることから、経腟分娩が難しい状況で、陣痛が翌朝になっても来ない場合には、緊急帝王切開をすることで決まり、眠りにつきました。

 

そして木曜日の朝、目が覚めた瞬間、今日の帝王切開が決まったことがわかりました。陣痛が全く無かったからです。

 

午後に手術することとなり、いざオペ室に入って準備が整うと麻酔を注入されます。麻酔が効いてるかスタッフが触って感覚の有無を確認されるのですが、私には感覚があり、つまり麻酔が効かないことが発覚しました。

 

即座に「麻酔が効いてません!まだ切らないでください」と伝えると、執刀医や院長が「切らないよ!全身麻酔にすれば、寝てる間に終わっちゃうけどいい?」と聞いてくれたので、提案通りにお任せする旨を返事して、ガスを吸ったのが、出産前最後の記憶です。

 

名前を呼ばれて目が覚めたときには、オペ室ではなくナースステーションの前にいました。その直後、お腹に激しい痛みがきて、出産したことに気が付きました。

 

「おめでとうございます」「頑張ったね」という声が聞こえ、赤ちゃんを抱えるスタッフや夫が周りにいましたが、他人事のように感じるくらい私の頭は、痛みしかありませんでした。なんせ全身麻酔が切れたため、術直後にも関わらず何も麻酔が効いていなかったからです(涙)

 

激しい痛みで勝手に涙があふれてきましたが、赤ちゃんを抱いた瞬間、じんわりとした温かさを感じ、大変心地良かったことが一番の印象に残っています。不思議と痛みがひくのを感じました。

 

入院中は、前回出産した総合病院との違いを多々感じ、10日間という入院生活だったからこそ、この産院にして良かったと思いました。嬉しかったサービスは主に3つあります。

 

一つ目は、病院食です。前回は、健康的な定食という感じでしたが、今回は豪華な御祝膳が毎日で、まるでホテルのような食事で、日替わりのハーブティーも美味しくて、毎日が楽しみでした。美味しすぎて、沢山食べてしまったので、体重が全然減らなかったのだけ残念です(笑)

 

二つ目は、美容院です。シャンプーブローサービスがあり、私は1週間近くシャワーを浴びれなかったので、髪を綺麗にしてもらえて、とても気持ちよかったです。

 

三つ目は、ニューボーンフォトです。予想以上に本格的だったのと、ママと子供の2ショットも撮ってもらえるので、私もばっちりメイクと服を用意して臨みました。出来上がりが楽しみです!

 

予想外の出産となりましたが、頼もしく優しいスタッフの方々と有難いサービスのお陰で、前回の出産に比べ、同じ帝王切開でも今回の方が産後の回復も早いように感じており、こちらで出産できて良かったと心から思います。

 

この場を借りて、御礼を申し上げます。

ありがとうございました。